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 伊勢春慶の作業工程や使用される塗料などは、時代によって異なります。
 伊勢春慶の復活に際しては、四隅にこくそを施したり、柿渋を用いるなど堅固という特徴はそのまま踏襲することとし、色合いについては各時代に作られた物を手に議論を
重ねた結果、生産量が増えて粗雑品も現われる以前の明治時代の伊勢春慶に復活のイメージを重ねました。すなわち、木地に弁柄の顔料を塗って赤っぽい着色をし、漆もまったくの透明ではなく少し赤みがかったものを用います。
 また、木地には良質な桧を厳選、その木目の美しさを最大限に生かすために、ひとつひとつを丹念に仕上げています。

 
01 木地調整  

  木地にペーパーをかけ、表面を滑らかにする。
 
02 着色目止め  
  水を適量加えたベンガラ・砥の粉を刷毛で塗布し、ヘラでかき落とし、布で拭き取る。  
 
03 渋引き  
  柿渋を刷毛で塗布し、布で拭き取る。よく乾燥後、もう一度、柿渋を刷毛で塗布し、布で拭き取る。  
 
04 拭き漆  
 

[1回目]
刷毛で生漆を塗布し、布で拭き取る。(漆濃度は薄目)漆室でよく乾かす。

 
 
05 焼印  
  高温に熱した金具(春慶ブランド)を用いて、木地の裏に押しつけて焼き目を付けます。  
 
06 角刻苧(すみこくそ)  
  刻苧ベラで箱モノの角に刻苧を筋引きする。  
 
07 拭き漆  
  [2回目][3回目]
刷毛で生漆を塗布し、布で拭き取る。
 
 
08 乾燥  
  拭き取られた商品は、漆室でよく乾かします。  
 
09 上塗り  
  朱合漆を上塗刷毛で光沢が出るよう塗布する。漆室でよく乾かす。